シュート数と被シュート数から見るJ2 ※2017年第12節終了時点
2017年の京都サンガは、ここ5試合負けなしと来てるが
- 次節から6月頃まで岩崎選手がU-20代表で離脱
- ケヴィン・オリス選手が讃岐戦の赤紙で2試合アウト
- ハソンミン選手が名古屋戦で多分痛めたっぽい
ってことで5月の残り4試合は正念場かと。
闘莉王選手復帰後は得点にはさほど困ってないが 守備に関しては去年の「古都ナチオ」はすでになかったことになっている状況で 結果的に得点も失点も多いチームになった。
得点を決めるも決められるもシュートから始まるということで シュート数と被シュート数からこれまでの戦いを振り返ってみる。
※数値は全て2017年5月10日 J2第12節終了時点のデータです
まずは単純なシュート被シュートランキング。
シュート数・被シュート数ランキング
愛媛戦までは1試合でシュート4本とか5本が当たり前やったしな!(どやぁっ)
それを考えたらまぁ妥当…ってサンガよりシュート少ないチームがまだあったのか!
被シュートは真ん中あたりか。ふむふむ。確かにそこまでボコボコにされてるかっていうとちゃうし。
試合がつまらんかっただけやし!
これだけ見ればシュート増やして被シュート減らせやって話で終わりなんですが、実績値としてこの数値がどれぐらい得点・失点に結びついているかを見てみました。
シュート数÷得点数で、1点取るために必要なシュート数が出せます。
被シュート数÷失点で、1点失うことになる被シュート数が出せます。
※もちろん得点・失点ともに他の要素も多分に関係しますが目安として…
1得点シュート数と1失点被シュート数ランキング
左側の表は上にいるチームほど、少ないシュートで得点に結びつくことを表す。風間革命サッカーの名古屋グランパス、大木パスサッカーのFC岐阜、イバが恐ろしい横浜FC、その次に京都サンガときてる。ジェフ千葉はこの前の金沢戦で20本以上撃って2点ってのが痛かったのかな…
右側の表は上にいるチームほど、撃たれ強い守備を持っていることを表す。横浜FCは頭1つ抜けてますな。4月に三ツ沢で試合した時も勝てる雰囲気なかったもんな…ザスパクサツ群馬は5本撃たれたら1失点って、おいおい。
右側のシュートへの打たれ強さというか、無駄撃ちさせる守備が高いチームほど上位にいる印象。じゃあこの攻撃効率と失点効率?の関係性を見てみる。
1得点シュート数×1失点被シュート数
あーやっぱりシュート効率よく守備も良いオレンジゾーンにいるチームはだいたい上位っすな。
参考までに2016年のJ2戦績で同じものをプロットしてみた。
【2016】1得点シュート数×1失点被シュート数
守備の札幌、攻撃の清水、そしてシュート数効率から見るとさほど良い結果ではないセレッソが去年昇格していったわけですが、今のところ守備の横浜FC、攻撃の名古屋グランパス、って感じか。さしずめ…
- オレンジ:良い守備と良い攻撃の両立が実現できているエリア
- グリーン:効率よく攻撃出来ているが守備はザルなエリア
- グレー:守備はまぁまぁだが攻撃の効率が良くない。まさにドロー沼エリア
- ピンク:結果はともかく内容的には守備も攻撃も何とかしたほうがいいエリア
もちろんこれだけで決まるわけではないやろけど、京都サンガはきっと今年は武器が破壊の鉄球、防具は旅人の服みたいな感じやろし、シュート効率面から見て質の高い攻撃を磨き続けるのがいいのかな。そういう意味ではケヴィン・岩崎抜きの山口戦と水戸戦はどうなることやら…